お盆玉をあげる人の割合とあげる・あげない理由を調査した結果
最近「お盆玉」といって、お盆にもお年玉をあげなきゃいけないなんて・・・と思ってる方も多いのではないかと思います。
でも実際、お盆玉ってどれくらいの割合の人があげてるのでしょうか?
誰もあげてないならあげなくていいですよね。
ってことでお盆玉をあげる人の割合とあげる・あげない理由をアンケート調査してその結果をまとめました。
お盆玉を自分の子供にあげる人の割合
お盆玉を
あげる人・・・13人(6.5%)
あげない人・・・187人(93.5%)
お盆玉を自分の子供にあげる人はかなり少ないですね。
6.5%=おおよそ15人に1人程度の割合です。
おじいちゃんおばあちゃんが孫にお盆玉をあげる割合
あげる・・・62人(31%)
あげない・・・138人(69%)
お盆玉はおじいちゃんおばあちゃんが孫にあげるパターンが多いですよね。
ってことでその割合を調べたところ、やはり多かったです。
ただそれでもあげない人の割合の方が多いですね。
ちなみにTwitterで検索してたらこんなのも見つけました。
夏の「お盆玉」帰省時にもらう女子高生は6割以上https://t.co/vykIhGkx2F
— 受験や進路の教育ニュース「リセマム」 (@ReseMom) September 22, 2017
女子高生の42.6%が「お盆玉」を知っており、帰省した女子高生の6割以上が実際にもらっていることがテスティー「お小遣いに関する調査」から明らかに。月1回もらうお小遣いの金額は? pic.twitter.com/ATtuZurjFW
アンケートの数字ではお盆玉だったので、31.5%でしたが、お小遣いだと60%近くが貰ってるとの回答。
つまりお盆にあげるお小遣い=お盆玉のことと認識せずに回答してる人が多かったようです。
お盆玉の金額について
次にお盆玉をあげてる人にお盆玉の金額がお年玉と比べて多いか少ないかを聞いてみました。
その結果、
少ない・・・34人
多い・・・2人
同額・・・・18人
でした。
まぁあくまでメインはお年玉なのでサブ的な役割のお盆玉はお年玉より少ない金額をあげる人が多いのでしょうね。
同額の人も結構多いですけどね。
お盆玉をあげる・あげない理由
お盆玉をあげる・あげない理由で多かったものを紹介します。
お盆玉をあげる理由
- お盆玉で好きな物を購入したり貯金したり自分で考えて使って欲しいためお盆玉をあげています。
- 親族が少なく、お年玉をくれる人が少ないのでせめて両親からお年玉の足しにしたくてあげてる
- 年に数回しか会えず、会えた時の喜びが大きいのでお小遣い程度にあげたい
- 自分たちはあげる気はなかったが義兄弟があげ出したため、あげないと恰好が付かなくなってしまって仕方なくあげてる
- 少しずつ、お金の使い方や大切さなどを学ばせるために、その子に見合った金額をそれぞれにあげるようにしています。
- 自分自身が物心ついた時からお盆玉をもらっていたので当たり前のようにあげている。子供達にとってお盆玉の効力は絶大でご先祖様へ手を合わせる機会が増えて良い風習だと思う。
- 普段はお小遣いをあげず必要な分だけ渡しているので、お正月とお盆には、お小遣い的な意味合いで渡しています。
- あげると子供がとても喜んでくれるのでこちらもとても嬉しい気持ちになるからです。
- 子どもに、欲しいものを買ってもらいたいから
- おばあちゃん家に里帰りで行くので、そこでおばあちゃんの家事のお手伝いをしっかりできたらお盆玉としてお金をあげています。
お盆玉をあげない理由
- お盆玉の存在自体知らなかったため
- 自分が子供の頃はお盆玉なんてなかったので
- 周りであげてる人を聞いたことがないから
- お年玉があるんだからお盆玉まであげる必要はないと思うから
- お年玉も与えていないので、お盆玉ももちろんない。
- そもそもお盆に親戚が集まったり、帰省したりしないので
- 夏休みはお出かけが多くお金がかかるのでお盆玉をあげる余裕はない
- 普段きちんとお小遣いをあげているのであげる理由がない
- 祖父母が子供にお小遣いをくれるので、両親まであげる必要はない
- お金を与えるよりも与えないことでお金の大切さを知ってほしいと思うから
- お年玉以外にも誕生日・クリスマス等にプレゼントをあげているのでお盆玉までは必要ないと思うから
- 子供は小学生ですが、お金をもらうと「おもちゃを購入できる」と思い、欲しくもないものを無理に購入しようとするので、お年玉だけにしています。
- 昔はお盆の時に、盛大に盆まつりがあり、屋台なども出てたのであげる風習がありました。今はそれもなくなり、ただお墓参りにいって終わりなのでわざわざあげなくなりました。
- 1度でもあげてしまったら次からまたやらなくてはいけないので、あげたくない。
- お店の商戦に乗せられたくないから
孫にお盆玉をあげる理由
- 祖父母は孫かわいさに何かとお小遣いをあげたがるため
- 祖父母は遠く離れて暮らしていてたまにしか会えないのでお盆休みの帰省時にもお小遣いをもらう
- 年に1回帰るか帰らないかなのでおじいちゃんおばあちゃんは必ずくれる
- 実家に盆正月で年二回ほど帰ると、子供達にお小遣いをくれるので、これをお盆はお盆玉と言うのかもしれません
- お盆は子供たちの成長を見れておじいちゃんもおばあちゃんも嬉しいみたいで少額ですがお盆玉をくれます。
- お盆に私の実家に行くと、子供はおばあちゃんからお盆玉をもらいます。私が子供にあげるつもりはありませんが、孫が出来たらあげたいと思います。
孫にお盆玉をあげない理由
- 実家が近くしょっちゅう祖父母に会ってるのでお小遣いはお年玉のみにしている
- 実家暮らしでおじいちゃん・おばあちゃんと一緒に暮らしていて、特に特別感が無いから。
以上、お盆玉についてのアンケートの結果でした。
次にこの結果を元にお盆玉をあげる人・あげない人について考察したいと思います。
お盆玉をあげる人・あげない人についての考察
自分の子供にお盆玉をあげる人はほとんどいない
まず第一に自分の子供にお盆玉をあげる人はほとんどいない、ということです。
6.5%=15人に1人程度の割合ですからね。
あげない理由を見てみると、そもそもお盆玉を知らないから、という人が大半でした。
そして知ってる人ではお盆玉の必要性を感じないから、という人が多かったです。
日本の一般家庭では子供にお金をあげる習慣がお年玉+毎月のお小遣いがあり、かつ誕生日とクリスマスには好きなものをプレゼントとして買ってあげるのが一般的ですよね。
ここにお盆玉を加える必要はないだろう、と考える人が大半のようです。
ただ子供が喜ぶ顔が見たくてお盆玉をあげる人もいます。
しかし本当はあげたくないけど義兄弟がくれるから仕方なく自分もあげる、というパターンもあります。
また中には普段お小遣いをあげてないからせめて年2回お年玉とお盆玉をあげるという人もいました。
まとめると、お盆玉を自分の子供にあげるのはかなりレアケースであり、あげないのが一般的。
そもそもお年玉やお小遣いだけで十分なのだからお盆玉なんていらない、というのが大多数の意見でした。
孫にお小遣いとしてお盆玉をあげるケースは割とある
次に自分の子供ではなく、おじいちゃんおばあちゃんが孫にお盆玉をくれるケース。
こちらは結構あります。
そしてこのケースの大半の人はこれをお盆玉と呼んでるわけではなく、ただのお小遣いととらえています。
実際アンケート結果にはお盆玉はあげてないけどお小遣いをあげてるという回答もありました。
そのため、アンケート結果ではおじいちゃんおばあちゃんが孫にお盆玉をあげるケースは31.5%でしたが、お盆玉と認識せずにお小遣いをあげてるケースを含めると割合はもっと多くなります。
おじいちゃんおばあちゃんにとっては年にたったの1,2回だけ会える孫はかわいくてしょうがないのでお小遣いをあげたくなります。
このお小遣いをお盆玉と呼ぶのなら、お盆玉をあげるおじいちゃんおばあちゃんが結構いても全然不思議ではないですね。
ちなみにお盆玉の定義はお盆にお盆専用ポチ袋を販売し始めた会社がお盆に渡すお小遣いを「お盆玉」と命名して商標登録したことです。
つまりおじいちゃんおばあちゃんがお盆に孫にあげるお小遣い=お盆玉です。
このお盆玉の商標登録がされたのは2010年と最近のため、知らない人も多いです。
しかしお盆玉という言葉は知らずとも帰省してきた家族の子供〜孫にお小遣いを渡す習慣を昔からあったため、無意識にお盆玉を渡したりもらったりしていた人は多いはずです。
私もお盆に帰省するとおじいちゃんおばあちゃんはたいていお盆玉をくれました。
また親戚=親の兄弟がくれることもありました。
親はくれませんでしたけどね。(うちの親はお年玉もあげない方針)
しかし最近は仕事が忙しくて、お盆に実家に帰省しない家族も増えてるのでお盆玉をあげる機会自体は少なくなってるかもしれません。
また子どもによってはお小遣いがもらえるという理由で帰省が楽しみになる子もいます。
人見知りな子供だと帰省したがらない子もいますが、お小遣いをあげることで行きたい気持ちにさせることもできますね。
しかし実家暮らしだったり、実家が近くて頻繁に子供と会ってる場合なんかだと、あげないことが多いようです。
やはり年数回しか会えない方がお小遣いをあげたくなるのでしょう。
以上、孫にお盆玉をあげるケースについてまとめると
- おじいちゃんおばあちゃんが孫にお小遣いとしてお盆玉をあげるケースは結構ある
- しかしそれはただのお小遣いであり、お盆玉として認識してない人が多い
- 年数回しか会えない孫に対してはお盆玉をあげる人が多いが、頻繁に会ってる場合はあげない人が多い
ということでした。
まとめ
以上、全体をまとめると
- お盆玉を自分の子供にあげる人はかなり少ない
- おじいちゃんおばあちゃんがお小遣いとしてお盆玉をあげるケースは多い
で、そもそもお盆玉=帰省してきた孫にあげるお小遣いのこと、という認識でいいんじゃないか、と思います。
お盆玉=ポチ袋の販売会社に乗せられてるみたいで迷惑だと考える人もいると思いますが、
お盆玉は自分の子供や兄弟・義兄弟の子供にまであげる必要はないけど、たまにしか会えない孫にあげる、と考えれば別にあってもいい習慣じゃないかと思います。
別になくても今まで通りお小遣いと呼べばいいだけの話ではありますけどね。