子どものお年玉を親が貯金しといてあげるのは余計なお世話なわけ

子どものお年玉を親が貯金しといてあげるのは余計なお世話なわけ

子どものお年玉を親が貯金しといてあげるのは余計なお世話なわけ

お年玉を親が全額預かって貯金する。

 

子供の将来のために貯金しといてあげる。

 

 

それは本当に子供のためになるのでしょうか?

 

私は余計なお世話になるんじゃないかと思います。

 

 

むしろお年玉を子供に自由に使わせることの方が子供の将来のためになると思ってます。

 

ってことで今回はお年玉を親が貯金しといてあげるのはどうなのかというテーマでお話していきたいと思います。

お年玉を貯金しといてあげる親の意見に対して思うこと

インターネットで調査してわかったお年玉を貯金しといてあげる親の意見とそれに対して私が思うことをまとめます。

 

 

子供の将来のために貯金しておく

これが大半の人の意見だと思います。

 

今使うよりも将来の方がお金が必要になるから無駄遣いせずに貯金しておいてほしいのは親の本音ですね。

 

 

これは確かに一理ありますが、実際、大人になってから貯金しておいたお年玉を一気に受け取った人はそのお金をなんとなく適当に使ってしまうことが多いのも事実です。

 

 

子どもにとって1年に1回しかもらえない貴重なお年玉は、普通は大事に使おうと考えると思います。

 

でも社会人になると月収20〜30万稼ぐようになるのでお年玉をまとめて数十万もらったところで貴重なお金という感覚にはあまりならないんですよね。

 

 

だからどっちがありがたいかを比べたら、自分ではお金が稼げなくてどうしてもお金に不自由する子供の頃の1年に1回の貴重なお年玉の方が断然ありがたいと思います。

 

したがって将来のために貯金は余計なお世話なのです。

 

 

将来結婚が決まった時に渡すため

子どもが結婚した時に渡すために貯金しておく。

 

これも子どもの将来のために貯金しておくのと同じ考えですね。

 

 

子どもの将来の学費に充てるため

これはぶっちゃけどうなのかと思います。

 

子どもの学費って普通は親が出すものですよね?

 

中には高校生までは親が出して大学・専門学校は自分で払わせようとする親もいます。

 

 

奨学金+バイトでなんとか自力で大学に行くことも可能かもしれません。

 

しかし大学生や専門学生の本業は勉強です。

 

バイトのし過ぎで勉強がおろそかになってしまったら本末転倒です。

 

 

また税金の高騰、不景気による給与の減少傾向で今の若者はものすごく貧乏です。

 

子どもはその後結婚したり車を持つようになるとかなりのお金がかかりますが、その前に奨学金の借金返済に苦しむことになります。

 

今の日本の経済状況を考えるとせめて大学までの学費くらいは親が負担してやるべきだと私は思います。

 

 

子どもに必要なものを買うため

子どものために貯金しておくといいつつ、子供に必要なものを買うためのお金を子供のお年玉貯金から払うという親もいます。

 

教科書代や制服代など絶対必要なものから、スマホ代など生活必需品とかまで。

 

貧乏すぎてどうしようもないとかならわからなくもないですがこれは子供がかわいそうです。

 

 

子どもに必要なものは親のお金で払うのが当たり前なのでお年玉で賄おうとするのはズルいと思います。

 

将来子供に恨まれること間違いなし。

 

 

子どもに浪費させないため

普段お小遣いをあげても子どもがすぐにお小遣いを使ってしまう。

 

確かに浪費してしまうよりは貯金した方が子どものため、になるかもしれないですね。

 

でも浪費癖があるならちゃんと直さないとその子の将来が心配な気がします。

 

ただ子供にお金を渡さないだけでは浪費癖を直すきっかけにはならないでしょう。

 

 

我慢することを覚えさせるため

我慢することを覚えさせたいという意見にはものすごい違和感を感じます。

 

 

だってお年玉って1年に1回の楽しみじゃないですか?

 

すでに1年我慢してるんですよ。

 

だから本当に我慢することを覚えさせたいならお年玉は自由に使わせた方が我慢することを覚えられますよ?

 

 

1年に1回しか使えないからこそ、そのありがたみがわかり、欲しいものがあっても自然に我慢しようという気持ちになりますから。

 

 

お金の価値がわかってから使わせるべき

自分でバイトするようになってお金の価値がわかってから使わせるべきという意見もあります。

 

でもこれはちょっと危険な考えでもあると思います。

 

バイトするまでお金の価値・使い方がわからない、ということになるので。

 

 

これではバイトや就職をしてから無駄遣いばかりして貯金できない大人になってしまう可能性もあると思います。

 

 

私は逆に1年に1回しかもらえないお年玉をどう使うかを自分で考えることでお金の価値や使い方が子どもの内から身に着けられる、と思ってます。

 

 

感謝する子どももいるけど・・・。

お年玉を親が貯金していて、その通帳を社会人や大学生になると同時に受け取る。

 

ここで子どもが嬉しいと感謝するのは当たり前だと思います。

 

 

でもぶっちゃけこれ、お年玉じゃなくてもできなくないですか?

 

 

子どもがもらうのはお年玉だけじゃありません。

 

七五三祝いとか、入学祝いとか、成人祝いとかもあります。

 

大人になった時に渡すのはこのお年玉以外の祝い金にすればいいんじゃないかと私は思います。

私が子どものお年玉貯金に反対する理由

すでにある程度述べさせていただきましたが、私が子どものお年玉貯金に反対する理由を言いたいと思います。

 

 

その理由とは子供のうちからお金の価値と使い方を学ばせるためです。

 

 

子どもってお金を自分で稼ぐことができないですよね。

 

だからどうしてもお金を自由に使えない不自由があります。

 

 

ずっとお金に不自由してた子どもが大人になったらどうなるでしょうか?

 

 

人によってはお金の使い方がわからず、無駄遣いばかりしてしまう大人になってしまうかもしれません。

 

 

いやいやお金の大切さを教えるためにお年玉を使わせずに貯金してるんだという意見もあると思います。

 

でもそれは私は余計なお世話だと思ってます。

 

 

なぜなら、子どもにとって1年に1回しかもらえない唯一の自由に使えるまとまったお金がお年玉です。

 

 

1年に1回しかもらえないというところが味噌です。

 

お年玉は子どもがお金の貴重さを学ぶのに絶好の機会なんです。

 

 

普段お小遣いが少なくて自由に使えるお金があまりない子どもほどお年玉の使い道には悩むと思います。

 

この貴重なお年玉を何に使うか、必死になって考えるでしょう。

 

 

これが大事なんですよ。

 

1年に1度しかもらえない貴重なお年玉を何に使うかを考えること。

 

 

これによって子どもはお金の価値や使い方を覚えられます。

 

 

たとえば私が子供の頃欲しいものはゲームソフト&ゲーム機本体でした。

 

それを誕生日とクリスマスに買ってもらうことも計算に入れてお年玉を何に使うのか毎年必死に考えてました。

 

1年分のお年玉じゃ替えないゲームを2年がかりで買ったりとか。

 

 

自分が欲しいものを手に入れるためにいかにお金を賢く使うか、または貯めるか。

 

これを子供のうちから覚えるためにも、お年玉を子供自身に管理させることは必要だと思います。

 

 

発言小町にこんな書き込みがありました。

 

 

私自身の体験ですが、簡単なお金の観念とひらがなをマスターした幼稚園の時に、母から貯めてあるお金の内訳(誰から何の理由で貰ったお金か)を説明された上で、自分名義の通帳を渡されました。

普段の管理は中学生になるまで母がしていましたが、以来、お小遣いが1000円貯まる毎に金融機関に連れて行ってもらい、自分で入金票に記入して貯金してました。(お年玉も同じく)
欲しい物があると申告して「本当に必要なのか? どうしても欲しい物なのか?」をよく考えさせられた上で、自分でお金を下ろして購入しました。(お菓子や数百円単位の雑貨など目先の欲求を満たす系の買物は不可)

 

あと、学習机や自分の部屋で寝るようになった時に選んだベッドは、「自分のお金で買った方が大切にするから」という理由で、貯金から買うように言われました。

 

中学生になり自己判断で下ろせるようになった頃には、貯まるまでの苦労が身にしみていたので、無駄遣いする気は起こりませんでした。
高校入学や就職の際に親から通帳を手渡されたという友人もいますが、彼らは特に思い入れも無いため、何となく使っているうちに無くなってしまったそうです。
引用元: https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2014/0206/642203.htm

 

 

子供の頃から自分で自分のお金を持ち、自分の意志でお金を使う経験をしてきた人
子供の頃はお金の管理を全て親がやっていて、自分の意志でお金を使う経験をしてこなかった人

 

 

この2者で、お金の価値や使い方が大きく変わるということです。

ただし金額と年齢によってはある程度親が管理することも必要

と、ここまでお年玉は子供に管理させて、子供に自由に使わせるべきだと主張してきましたが、お年玉の金額と年齢によってはそうとも言い切れません。

 

たとえば小学生のお年玉が10万だったら・・・。

 

 

さすがに10万という大金を小学生の子供に自由に使わせるのは教育上よくないですね。

 

自分で働いて稼いだお金でもないのに自由にお金が使える感覚を味わってしまうと、完全にわがままなおぼっちゃま&お嬢様な子供に育ってしまうでしょう。

 

 

お年玉の金額は年齢に見合った金額までは子供に渡してあとは貯金する
ある程度の年齢まではお年玉の貯金通帳は親が管理する

 

というのは必要なことだと思います。

 

 

子どもに渡す金額としては

 

小学生なら1万円くらいまで
中学生なら3〜5万円くらいまで

 

を目安にするといいかと思います。

 

高校生ならよほど高額じゃない限り全額自分で管理でいいでしょう。

 

 

お年玉の貯金通帳を子どもに渡す時期は中学生からでも高校生からでもいいですが、子供のお金の使い方を見て自分で管理できそうと判断したら渡すといいと思います。

 

 

これをせずに大学行ってから渡すとか、就職してから渡すのはよくないですね。

 

 

大人になればお金の価値は嫌でもわかります。

 

でも子供のうちからでも学べます。

 

 

大人になってから学ぶか、子供のうちから学ぶか。

 

 

最終的には同じことです。

 

でもどうせ学ぶのなら早いうちに学んでおいた方がいいと思いませんか?